レピドライト

レピドライト

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外語名 Lepidolite
和名 リチア雲母、紅雲母、鱗雲母
硬度 2.5~4
原産国 ブラジル、タンザニア、中国

レピドライトの意味

レピドライトは、前向きに踏み出す勇気を与えるといわれ、結晶の多くがうろこ状になっていることから、ギリシア語でうろこを意味する「lepidos」(レピドス)と、石や岩石を意味する「ite」にちなんで名付けられました。

レピドライトは、ポリリチオナイトとトリリチオナイトとの中間組成鉱物であり、結晶に歪みが生じます。この歪みが魚の鱗のように見えることが、レピドライトの名前の由来へとつながりました。

和名の「リチア雲母」はリチウムを含んだ雲母という意味です。他の和名である「紅雲母」や「鱗雲母」は、紅色の雲母や、鱗のように見えたり剥がれたりする雲母という意味からきています。

レピドライトは、18世紀に発見され、内部にリチウムやアルミニウムを含んでいたため、宝石としてだけでなく、工業分野にも使用されてきました。電気や熱、電磁波に対して特に強く、その性質を利用して絶緑体になどにも幅広く利用されてきました。以前はアイロンの中にレピドライトの板が入っており、現在でも頻繁に使われています。

また、レピドライトの他の逸話として、1861年にドイツのハイデルベルク大学での実験中、レピドライトの中から、元素番号37番目のルビジウムという元素が見つかったそうです。レピドライトからリチウムやアルミニウムを取り出して工業利用する際に、副産物として一緒にルビジウムも産出しており、ルビジウムも工業利用されています。

他にもレピドライトは、宝石や工業用だけでなく、気分安定薬や灰皿、文鎮といったものにまで利用されており、とても幅広く人々に利用されてきた天然石だといえるでしょう。

レピドライトは、気持ちが安定しない、心が追い詰められた状況でも、前向きに一歩を踏み出す勇気を与えてくれることから変革の石として知られるパワーストーンです。現状を打破したいと感じる時に身に着けることで効果を発揮してくれるといわれています。不必要なこだわりや思い込みから抜け出すことで、新しい世界へと飛び立ち、マンネリを解消できると信じられているパワーストーンです。

また、人生の転機を迎えた時や、さまざまな大きな変化やチャレンジする時、慣れない環境や新しい状況に上手く順応する良いお守り石になってくれるでしょう。新しいことに挑戦したいけれど、これまでに積み上げてきたこだわりでなかなかー歩を路み出せない人に、思い込みを捨て去る勇気をもたらすため、前に進めない人には最適なパワーストーンといえます。

レピドライトの神性と霊性をあらわす紫色は、古くから特別な色として扱われており、神秘的なオーラを感じさせてくれます。変化が必要な時に穏やかに意識を変えて、状況の変化に柔軟に対応できる力をもたらし、新しいステージでも成功をつかめるよう手助けしてくれるお守り石です。強引に変化に導くのではなく、人生の変わり目のタイミングを見計らい、一番良い結果が出る方向ヘと導いてくれるとされています。

レピドライトは「心の安定」を象徴する石です。心の奥底に秘めた感情的な部分と、頭の中の理性的な部分の両方に働きかけることで、愛情面での調和を助けてくれるといわれています。

頭でばかり考えこんでしまって心が伴わない時や、気持ちが高ぶってしまって冷静に考えられない時などは、レピドライトを身に着けるとよいでしょう。気持ちを静めて心を解放することで、穏やかなリラクゼーションをもたらしてくれるといわれています。心と体のどちらかのバランスが偏っている方、ストレスを感じている方におすすめのパワーストーンです。

また、レピドライトは、発展しない恋を応援してくれるパワーストーン。心の奥底にある願望に共鳴することで、前向きなエネルギーを与え、現状を打開し、停滞した状況を進めさせるので、恋の発展にも影響があるといわれています。

ここでも、変革の石の力が発揮されるといいます。そしてレピドライトは、身に着ける人に好きな人の感情や考えを理解するよう促してくれることから、相手から信頼を得ることができ、絆を深める事もできるとされているパワーストーンです。

レピドライトの特徴

レピドライトは、キラキラとしたうろこ状の結晶が特徴である雲母の一種。雲母自体はよくある鉱物ですが、リチウムを多く含むことによって淡い紫やピンク色に染まったものが、レピドライトと呼ばれています。同じレピドライトでも、色や模様がまったく同じ個体はないため、世界で1つだけの石という特別感もあるでしょう。

レピドライトは、透明度があまり高くなく、紫色のものが多いですが、レピドライトの中でも透明度が高いものはとてもレアな石として高く評価されています。

レピドライトの産地は、主にブラジル、タンザニア、中国など、世界各地で産出されています。ペグマタイトや花崗岩といった、酸性の火成岩の中でレピドライトが産出されることも多いです。また、トルマリンクンツァイトなどと一緒に見つかることが多く、混合結晶が産出されることもあるようです。

レピドライトは、表面が剥離しやすく、結晶の軸に沿って一定の方向に割れやすい性質を持っています。硬度が2.5~4と柔らかい石で、石の表面に細かな傷がついてしまうことが多いため、強い衝撃には注意が必要です。

レピドライトは、家庭用の化学薬品や洗剤にも弱いので、漂白剤や硫酸などが含まれているものを使う際には、レピドライトのアクセサリーは外しておくのがよいでしょう。

クオリティ

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落ち着いた紫カラーに、雲母の結晶がキラキラ光る魅力的なレピドライト。

買い付けの際にこだわっている点は、この色味がきれいに出ていることと、表面にツヤがあって滑らかなこと。 購入時期によって、若干色味に違いはありますが、いつも大量に買い付けることで、良質なレピドライトをお手頃価格にて、安定的に販売できています。

レピドライトの浄化方法

レピドライトは、基本的にどんな浄化方法も行っていただけますが、硬度が2.5~4と低く、天然石の中では柔らかい石であるため、強い衝撃には注意が必要です。

塩・塩水 流水 セージ 水晶 太陽光

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