ホークスアイ

ホークスアイは、タイガーアイの行動力・判断力といった内面の強さに加え、カンの鋭さや冷静さをもたらすといわれるパワーストーンです。 真実を見つめる「第三の目」を開かせて直感を研ぎ澄ますことで、冷静な判断を引き出し、ビジネスを成功へ導くといわれています。

ホークスアイは、深い洞察を与えてくれることで、相手や物事の真意を見抜くための力を授けてくれると伝えられています。冷静に、物事の本質を見極めたい人におすすめのパワーストーンです。

黒っぽい青色の地に、力強く入った光の筋が鷹の目のように見えるところから、ホークスアイという名前が付けられました。同じく、日本でも鷹の目に見えるということから、和名でもそのままの意味の「鷹目石」と呼ばれています。

古代エジプトにおいては、神とする像の目にホークスアイを嵌めこみ使用していたといわれています。また、空と太陽の神である鷹の姿をした「ホルス」の化身として、ホークスアイを信仰していたそうです。

古代ローマでも、ホークスアイは、聖なる石として魔除けや幸福を呼び込む石として期待されていたといいます。

ホークスアイは、古くから「決断と前進」を象徴する石として伝えられています。天空を翔る鷹のように、上空から広い視野で物を見つつ、一点の獲物を集中して捉えるように、観察力と洞察力を研ぎ澄ます力を授けることで、物事の全体像と細部をまんべんなく把握できるよう手助けしてくれるでしょう。

日々の忙しい生活の中では、目の前の事に追われて視野が狭くなりがちになってしまいます。 正しい決断と、未来を見通す目が養われることで、さまざまな事柄に気づかされるといいます。

ホークスアイは、行動力をもたらして幅広い人脈作りをお手伝いし、結果として大きなビジネスチャンスを引き寄せてくれる石として知られ、仕事運のお守りとしておすすめのパワーストーンです。

特に、ビジネス面での対人関係でトラブルが生じた方や、意見の衝突を避けたい方は身につけるとよいとされています。 身に着けることで、行動力が促され、行動範囲が広くなり、自分の他の分野の新しい交流や人脈を築くチャンスにも恵まれ、結果としてビジネスチャンスが広がるといわれています。

また、鷹の目を思わせる鋭い眼力が、邪悪なものをはねのけるといい伝えられていることから、ネガティブなエネルギーの影響を受けやすい人のお守りとしてもおすすめです。

周りを見渡すことが出来るようになるため、未然にトラブルから身を守ることができるといわれています。やりたい事があるのにも関わらず、過去の辛い経験から行動を起こす事を戸惑っている人におすすめです。

ホークスアイは、その落ち着いた色味からグラウンディングを助ける力があるともいわれています。落ち着きを取り戻し、真実を見通すとのいい伝えから、正しい道へ進み、チャンスをしっかりつかみとれるようサポートしてくれるといわれる天然石です。

ホークスアイは、クロシドライトが本来持つ青灰色が活かされ、含まれた繊維の質でさらに暗い色になっています。丸玉に研磨し、光を当てると、クロシドライトの密集された繊維に光が独特な反射をし、それが鷹の目のようにみえるのが特徴です。

硬度は7で、ある程度の衝撃には強いですが、含まれた繊維が露出しないよう、強い力をかけるのは控えましょう。

タイガーアイは、ホークスアイが進化した天然石です。すべてを見通す虎目が印象的なタイガーアイは、もともと青い色をしています。 この青い状態のものはホークスアイ（ブルータイガーアイ）と呼ばれており、石英化する過程で鉱物中の鉄分などが酸化することによって黄色く変化するのが特徴です。

さらに、加熱することによって赤色になったものはレッドタイガーアイ、色を抜いた後に緑に染められたものはグリーンタイガーアイへと生まれ変わります。

また、酸処液で鉄分を溶かし、脱色して明るいクリーム色に変える脱色処理が行われることもある天然石です。そちらは、ホワイトタイガーアイと呼ばれたり、キャッツアイ石の代用品ともされています。

ホークスアイの産地は主に、南アフリカ、オーストラリア、ナミビア、中国などがあります。この中でも南アフリカでの産出が主といわれています。現在、ホークスアイの産出量は、タイガーアイに比べると減少しているそうです。

金運のイメージが強いタイガーアイですが、カンの鋭さや冷静さを引き出すといわれるブルー、勝負運をもたらすといわれるレッド、洞察力や集中力をお手伝いするグリーンと、色によって意味合いが若干異なる興味深い一面を持っています。

様々な色の変化を見せるタイガーアイですが、色の持つ影響力は大きく、その効果には意味がありますので、自分にあった色のタイガーアイを選びましょう。