ガーネット

ガーネット

仕事運 … 80%
恋愛運 … 20%

外語名 Garnet
和名 柘榴石
硬度 7.5
原産国 インド、マダガスカル、ブラジル

ガーネットは、深みのある落ち着いた赤が特徴です。“実り”を象徴するザクロの実の中の粒に似ていることから和名では「柘榴石(ざくろいし)」と呼ばれています。

ガーネットの意味

ガーネットはやる気と積極性を高めて、成功へ導くといわれる1月の誕生石。 名前は、ラテン語で「種子」という意味の「granatus」に由来するといわれています。

古くから世界各地で産出され「神聖な石」として崇められ大切にされてきた天然石です。 実りの象徴とされ、こつこつと積み上げる努力をする力や強い意志や積極性、やる気を高めることで、物事を成功へと導くといわれています。

今までの努力を無駄にせず、実らせるためにも身に付けていたいお守り石の一つです。 ポジティブなパワーをもたらして、周囲に振り回されない強い心をはぐくむことから、仕事運のお守りに人気のパワーストーンです。

日本では、ザクロに似ていることから「柘榴石(ざくろいし)」と呼ばれます。古くの日本で発掘されたジュエリーの中には、赤い小さなガーネットをザクロの実のような房状にはめこんだジュエリーなどもあったそうです。また、ザクロはギリシャ神話の中で永遠という意味を持っており、物語にも登場しています。

ガーネットは、濃い赤色が特徴ですが、紫色がかったロードライト・ガーネットや緑色がかったディマントイド・ガーネット、オレンジ色をしたマンダリン・ガーネットなど濃い赤色以外の色の種類も持ち合わせている天然石です。

ガーネットは、火とも関連のある石とされており、闇夜で空を照らす力があると考えられていました。今でも、ガーネットは信仰、真実、光のシンボルとされています。グリム童話には、そうなったきっかけが分かる物語があります。

「昔々、おばあさんがケガをした鳥を見つけます。おばあさんは鳥を家に連れて帰り、助けてあげたところ、鳥は元気になり飛んでいきました。おばあさんは鳥にはもう会うことはないだろうと思っていましたが、なんと鳥はガーネットをくわえ、戻ってきました。おばあさんは、それを枕元に置いて眠りについたところ、驚いたことに、夜中に目をさますと、ガーネットがたいまつの火のように明るく輝いているのです。それはまるで、親切にしてくれたおばあさんへ、鳥からのお礼の気持ちが輝いているかのようでした。」

このような物語から、ガーネットは、火や光と関連があると考えられていたのかもしれません。

旧約聖書の洪水物語でも、大洪水の時にガーネットが光を放って、主人公のノアを導き、方舟を救ったという話が書かれています。

また、古代スカンジナビアでは、ガーネットのジュエリーが英雄の霊を祀る場所への道を照らしてくれると信じられていたことから、死者とともに埋葬したそうです。他にも、今のアフリカにあったアビシニアの皇帝の宮殿を照らすのにも使われていたといいます。

ガーネットは、別名「勝利の石」と呼ばれています。兵士が戦場にいく際に、怪我をせず生還できるための勝利のお守りとして持っていたそうです。

また、中世ヨーロッパの時代より、ガーネットの赤色は血の象徴とされていました。 そのことから、血に深いかかわりを持っているとされ、健康のお守りとしても使用されてきました。

初心を忘れずに継続する心の強さが宿るといわれることから、仕事で成果を出したい、プロジェクトを成功させたいなど、具体的に目標達成したいことがある方におすすめです。 思いを込めて身につけることで、心強い味方となって努力が実るように後押ししてくれることでしょう。

ガーネットに惹かれる方は、より前向きで生き生きと強くありたいという願いがある方が多いようです。 ガーネットを身に着けることで、自分自身を奮い立たせて、本来持っている実力を十分に発揮させることが出来るといわれています。

また、永遠に変わらぬ愛の象徴とされていることから、大切な人との愛情や友情を固い絆で結び合わせる恋愛や人間関係のお守りとしても人気を集めている天然石です。

ガーネットは、一途な愛を象徴するパワーストーンで、古来より友人や恋人との絆の証や、大切な人とのお別れの際に再会の誓いとしてガーネットを贈りあったと伝えられています。

結婚18周年の記念石もガーネットです。 変わらぬ愛・一途な愛・貞節という意味を込めて贈りあうそうです。 大切な人と変わらない愛を願う人はガーネットを身に着けることをおすすめいたします。

ガーネットは、大切な方へのプレゼントや、ご自身のお守りとして身に付けるのにぴったりのパワーストーンといえます。

ガーネットの特徴

中世の貴族たちが最も愛した宝石、ガーネット。 自然に生み出される結晶が整った12面体、24面体の形をしているガーネットは、天然のカット宝石ともいわれ、古くから装飾品や調度品の多くに用いられてきました。

歴史に名高いロマノフ家やブルボン家をはじめ、19世紀のビクトリア王朝時代に至るまで様々な宝飾品に用いられていたことが分かっています。

中でもハプスブルク家の紋章“双頭の鷲”に、ガーネットが使われていた話は有名。 一族の血の結束を表すガーネットの赤色が紋章として尊ばれていたようです。 ヨーロッパの王族や貴族たちに愛されてきたことで、格式の高さを漂わせています。

また、古来中央アジアまで東方遠征したアレキサンダー大王は、その美しさからインド産のガーネットをわざわざ自国まで持ち帰ったといわれています。

ローマ時代になりガーネットの人気は衰退してしまいましたが、中世期になり、パイロープ(ギリシャ語で炎のように燃える赤を意味する)と呼ばれる炎のように真っ赤なガーネットの発見により、ふたたび人々に愛好されたと伝えられています。

クオリティ

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ガーネットの魅力は、深みのある落ち着いたレッドカラー。 天然石のガーネットは、宝石に比べ濃い赤色をしているのが特徴です。クオリティが低くなってくると、クラックが入っていたり、表面に傷が入っていたりします。

4976堂がガーネットの仕入れの際にこだわっているのは、表面にツヤがあるもの。特に10mmや12mmなど、サイズが大きくなればなるほど、クラックが入りやすくなってきますので、できるだけクラックが入っていない良質なディープワインレッドのガーネットを厳選して仕入れています。

ガーネットの浄化方法

ガーネットは、基本的に、どんな浄化方法にも適しています。日常的に浄化したい場合は水晶や太陽光などで、石が疲れていると感じたときは、塩や流水、セージなどによる浄化をおすすめします。

塩・塩水 流水 セージ 水晶 太陽光

詳しい浄化方法についてはこちら

ガーネット 宝石鑑別書

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