クリソプレーズ
合格祈願 … 70%
仕事運 … 30%
レア度 … ★
外語名 | Chrysophrase |
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和名 | 緑玉髄 |
硬度 | 7 |
原産国 | オーストラリア、アフリカ、ロシア |
クリソプレーズの意味
クリソプレーズは、潜在能力を引き出し、未来への可能性を広げるといわれています。
古代マケドニアの王であるアレキサンダー大王が、クリソプレーズは強運と勝利をもたらすと考え、装身具として胸に飾っていたことでも知られています。守護石としてクリソプレーズを身に着けることにより、幾多の戦いに勝利を収め、帝国を築いた偉業は、クリソプレーズの持つ魔力によるものだといい伝えられていたそうです。
文学作品においては、石好きで知られる日本の詩人“石っこ賢さん”の宮沢賢治が、自身の詩「春と修羅 小岩井農場 パート七」の作中で、「から松の緑玉髄(クリソプレーズ)」と記したのも有名です。から松の青々とした色を例えて、クリソプレーズとうたったものといわれています。石好きな詩人ならではの自由な着想が楽しいですね。クリソプレーズだけでなく、石そのものの魅力に虜となった宮沢賢治は、「ハンマーを片手に山野を歩き回り、岩石を収集していた」という逸話もあるそうです。
作中に数多くの石を登場させただけでなく、晩年には東北砕石工場で技師として働いていたということからも、宮沢賢治の石好きは筋金入りだといえます。ちなみに、その東北砕石工場跡地は「石と賢治のミュージアム」として、岩手県一関市の地に現在も残っています。
クリソプレーズの石言葉は、「豊かな実り」「豊穣」「平和」「自己実現」「信頼感」などがあります。一方で、夢を叶えるためのステップアップを促すような「勝利」「成功」「喜び」「奇跡」などの言葉もあります。仕事や学業で成功を収めたいと考えている人の、目標達成のサポートをしてくれるとされる石です。
クリソプレーズは、優しい色合いの見た目とは異なり、持ち主の隠れた才能を引き出して、潜在能力を開花させる強力なパワーを秘めていると知られるパワーストーン。人生を前向きに進む勇気と自信をもたらすことで、個性をよりいっそう輝かせて、自己実現や夢の成就に力を貸してくれるといわれています。
夢や目標に向かって頑張る人には素晴らしいサポート石といえるでしょう。秘められた才能を開花させたい、目標達成へのお守りがほしい人におすすめです。
また、夢や目標があるにもかかわらず、一歩踏み出す勇気がない方や将来に対するあきらめの気持ちが生じた方も、クリソプレーズを身につけるとよいといいます。新たな目標や夢を芽生えさせて将来への展望を広げることで、自分にとって何が必要かを気づかせてくれるといわれるパワーストーンです。
クリソプレーズは、仕事でもっと活躍したい、自分らしく生きたいなど、前向きな方を応援してくれる希望の石として知られています。目標の途中で壁にあたって意気消沈してしまったり、行き詰ってしまった時には、必要なものは何かを示してくれ、最後までやり遂げられる前向きなパワーを与えてくれると信じられてきました。独立して事業をはじめる方にも身に着けてもらいたいパワーストーンです。
クリソプレーズは、負の感情を和らげてくれるといわれ、癒しのパワーストーンでもあります。優しいアップルグリーンの色合いは、身に着ける人の心を穏やかで清々しくし、リラックスした状態に導いてくれるといいます。激しい怒りや不安感、緊張やパニックを落ち着かせるような、感情を安定させるお手伝いをしてくれるでしょう。
ネガティブな気持ちから脱出して、感情をコントロールしたい人におすすめです。何かに対して怒りを感じてしまいがちな人、パニックに陥ってしまいがちな人、頭では分かっていても感情が先走ってしまう人が身に着けるとよいといわれています。
クリソプレーズの特徴
クリソプレーズは、希少価値の高い、アップルグリーンの天然石です。 光沢のある澄んだ緑色の結晶が美しい「クリソプレーズ」は、ギリシャ語で金色を表す「Chrysos」と西洋ニラを意味する「Prason」を組み合わせて名付けられました。
西洋ネギ=リーキは料理の世界において「ボアロ」と呼ばれています。形状を見ると、ネギというよりは、ニラやニンニクのような葉を持っているのが特徴です。スーパーなどで見かける機会があれば、本当に色が近いのか、チェックしてみるのも面白そうですね。
グリーンの色合いは通常、クロムを含むことであらわれますが、クリソプレーズの色はエメラルドのグリーンとは異なり、少量のニッケルの働きにより特徴的な美しいアップルグリーン色をしています。クリソプレーズは内包物が多い特徴があり、特に黒い内包物が目立ちます。色が濃く、半透明で内包物が少ない物ほど価値が高いとされています。
クリソプレーズは、鉱物的にはカルセドニーグループに属する石です。カルセドニーグループで特に有名な石は、赤色のカーネリアン、青色のブルーカルセドニー、そして緑のクリソプレーズだといわれています。それ以外にも、ブラッドストーンやモスアゲート、オニキスなども、カルセドニーグループの一員です。
クリソプレーズは、古代ローマ時代から、カメオ(浮き彫り)などを施した指輪などに愛用されたり、チャペルやお城などの建築物の豪華な装飾品としてあしらわれ、人気を集めてきたパワーストーン。18世紀にはポーランドで鉱脈が発見されたこともありヨーロッパで流行しましたが、いったんは掘り尽くされてしまい、なかなか出回らない希少な石となりました。 見た目の美しさ、産出量の少なさから、カルセドニー(石英が固まったもの)の中でも最も希少価値が高い石として有名です。
現在の主な産地はオーストラリアとアフリカで、オーストラリア翡翠と呼ばれることもありますが、翡翠ではありません。
また、「レモンクリソプレーズ」という名前で流通している石は、レモン色のクリソプレーズではなくマグネサイトであることが多いようです。
クオリティ
クリソプレーズの浄化方法
クリソプレーズは、塩に直接つけることよって光沢が薄くなるおそれがありますので、塩以外での浄化方法をおすすめします。
塩・塩水 | 流水 | セージ | 水晶 | 太陽光 | 音 |
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