ブラックスピネル
仕事運 … 80%
厄除け … 20%
外語名 | Black Spinel |
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和名 | 尖晶石 |
硬度 | 8 |
原産国 | ミャンマー、スリランカ |
ツヤのある漆黒の輝きがとても美しいブラックスピネル。近年ではブラックダイヤ以上の人気を誇り、ジュエリーとしても多くのファンを持つ石です。
ブラックスピネルの意味
ブラックスピネルの和名は「尖晶石」といいます。本来、無色透明の天然石ですが、亜鉛の成分を含むと黒色に発色するのが特徴です。他にも、含まれている成分によって赤、ピンク、黄色、青、紫、緑などのカラーも存在します。
原石がダイヤモンドと同じ八面体をしており、トゲのように見えることから、ラテン語でトゲを表すスピネルという名前がつけられました。
ブラックスピネルの石言葉は「果敢」「破邪」「突破」です。
ネガティブなパワーを跳ね返すといわれることから、魔よけのお守りとしても人気の高い天然石です。大地とのつながりを象徴する黒い色がネガティブなパワーを跳ね返すと伝えられており、古くから魔よけ石として大切にされてきました。
持ち主にとってマイナスとなる要因やトラブルを跳ねのけ、心の状態が乱されないようサポートしてくれると伝えられています。 危険や災難を回避してくれるといわれ、旅行の際に安全のお守りとしてブラックスピネルを持っていくのもおすすめです。
強い意志を象徴するブラックスピネルは、トラブルやスランプなど壁にぶつかったとき、それを乗り越えるやる気と情熱をもたらしてくれるといわれるパワーストーン。 困難に立ち向かう人や、やる気が欲しい人などにおすすめです。
途中で諦めることなく、くじけずに、心の支えにもなってくれるお守り石です。 環境などの悪い影響により、埋もれてしまった才能を引き出し、無限の可能性を引き出してくれるといわれています。 夢や目標へ向かって頑張っている人へのプレゼントにもおすすめの、夢を最後まで現実にさせるお守り石です。
ブラックスピネルは、エネルギーバランスを整えて、体、心、感情の三位一体のつながりを強めるといわれることから、頭と心がバラバラなものを欲しているという状態からも脱却できるので、常に冷静で理性的な状態でいることができるようになると考えられています。
不安定になりがちな心もサポートしてくれるといわれており、不安や迷いに惑わされることなく、目標に向けて着実な努力を積んでいくことができるよう手助けしてくれるでしょう。
ブラックスピネルは、身に着ける人の潜在能力を引き出し、個性を高めるといわれており、自分自身の芯を強めることで自信に繋げていってくれると考えられています。 自分に自信が持てるようになることで、自分の可能性をどんどん広げていくことができるといわれています。
ブラックスピネルは、本来の自分に気付きたいという方や自分の新たなる可能性を広げたいという方におすすめのパワーストーンです。
ブラックスピネルの特徴
ブラックスピネルは、宝石ルビーとも間違えられた美しい石です。 スピネルと聞くと人気のブラックがすぐに思い浮かびますが、実は黒以外にも赤や青、緑、黄色など、さまざまなカラーバリエーションが存在しています。 鑑定技術が発達するまでの長い間、赤いスピネルはルビー、青いスピネルはサファイアだと思われてきたという逸話があります。
中でもイギリス王室の戴冠式に用いられてきた冠やエリザベス女王のネックレス、ロシア皇帝エカテリーナ1世の王冠に飾られていたルビーが実はスピネルだったという話は有名です。
このように長い間ルビーやサファイアなどのコランダムグループとの区別がつけられず、ルビーやサファイアとして流通していました。プロでも見間違えてしまうほどよく似ていたと伝えられています。
ルビーはコランダムという鉱物に微量のクロムを含むことで赤みを帯びていますが、スピネルもクロムによって赤くなり、ルビーと同じ鉱源から産出することから、見分けがつきにくかったといわれてきました。
ブラックスピネルなどのスピネルは、土砂などが堆積した漂砂鉱床から採掘されることが多いといわれています。スリランカ、ミャンマーなどが主な産地で、石の色は産地ごとに違いがあります。
スリランカ産は、主に南西部のラトナプラ付近で採掘されており、表面が風化して摩耗している状態の石が採掘されることが多いです。主に青、紫、黒などが中心ですが、まれに赤系統のスピネルが産出することもあります。また、スリランカ産は一部、特殊な効果が含まれたスピネルも採掘されます。その一つが、キャッツアイ効果を持つスピネルです。
針状のインクルージョン(内包物)を含むことによって、猫の目のような輝きを放っているのが特徴です。さらに光源によって色が変わるというカラーチェンジや、針状のインクルージョンで星形の輝きを放つスター効果を含んだスピネルも稀に産出されています。
ルビーやサファイヤの産地としても有名なミャンマーのモゴック地方は、スピネルも産出されます。赤、ピンク、黒、オレンジ、緑、青、紫などさまざまなカラーのスピネルが産出されてきました。また、表面が摩耗している石や、正八面体の石などが採掘される場合もあるそうです。
カッティングされたブラックスピネルは、その輝きから「ブラックダイヤモンド」とも呼ばれることがあります。ダイヤカットのような角を持った緻密なカット加工を行うとキラキラと強い輝きを放ちます。丸玉に加工されるよりも、32面やダイヤカットなどのカット加工の方が、輝きが楽しめる為、ブラックスピネル本来の美しさが活かされ楽しむことができるでしょう。
ブラックオニキスに似た雰囲気を持っている石でもありますが、比較するとブラックスピネルの方が硬く、強い輝きを持っています。ブラックスピネルのように天然で黒の宝石は珍しいとされています。
ブラックスピネルの黒い色は、現代の厄除けの石としてはもちろん、ブレスレットやネックレスなどのアクセサリーに加工され、ブラックダイヤモンドを凌ぐほどの人気を誇っています。
ブラックスピネルの浄化方法
ブラックスピネルは、基本的にどんな浄化方法も行っていただけます。日常的に浄化したい場合は水晶や太陽光などで、石が疲れていると感じたときは、塩や流水、セージなどによる浄化をおすすめします。
塩・塩水 | 流水 | セージ | 水晶 | 太陽光 | 音 |
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