ベリル

ベリル

癒し … 80%
人間関係 … 20%

外語名 Beryl
和名 緑柱石
硬度 7.5~8
原産国 ブラジル、ロシア、スリランカ、ジンバブエ

ベリルは、アクアマリン、モルガナイト、エメラルドなど複数のパワーストーンが織りなすパステルカラーの色味が魅力。心に寄り添ってくれるような優しく親しみやすいペールカラーの色彩が人気の天然石です。

ベリルの意味

ベリルはヒーリング作用で心を癒し、大きな安心感をもたらすといわれている、鉱物グループの名称(総称)です。 ギリシャ語で「海のような青緑色の高貴な石」という意味の、ベリロス(Beryllos)が語源となり、名づけられました。

ベリロスは、もともとは緑色の天然石すべてを表す言葉でしたが、後にベリルだけを意味するようになりました。 ベリルを構成する成分のひとつ「ベリリウム」は、ベリルが語源となっています。

ベリルが固有の鉱物と認定されたのは、1798年のことでした。フランス人科学者がベリリウムを含んだ、黄緑色の鉱物を発見したのがきっかけです。それ以来、ベリリウムを含む鉱物はベリルグループに分類されるようになりました。また、名前も色を冠して「〇〇ベリル」と呼ぶようになりました。

ベリルという言葉は、古代の交易都市ベルールと関係しているという学者や、古代インドに起源があるヒンディー語の「ヴェルーリャ」または、サンスクリットの「ヴァイドゥーリヤ」と関係しているという学者もいます。

ベリルは、古くから呪いや祈祷、治癒などに用いられてきたパワーストーンです。紀元前の時代には「精霊の宿る石」として予言を知るのに用いられ、中世では信託を授かる儀式に用いられていたと伝えられています。

ベリルには、アクアマリンやエメラルド、モルガナイトなど、さまざまな鉱物が含まれており、それらを総称してベリルと呼びます。

ところが、このベリルグループに分類されることがわかった、エメラルドやアクアマリンなどの宝石は、ベリルが固有種と認められるずっと前から、人々に愛されてきた歴史がありました。古来から別名で愛されてきた石を、今更「○○ベリル」と改名するのは…と当時の学者たちは考えたそうです。そこで、すでに宝石としての地位を確立していたエメラルドとアクアマリンなどは、名前をそのまま残すことにし、それ以降に発見されたほかのベリルを「〇〇ベリル」と呼ぶようになったという歴史があります。

ベリルは、それぞれに異なる魅力をもっていますが、個々の力が共鳴して力を増幅させることから、ヒーリング効果が高まり、身につけることで体内の滞ったエネルギーを流して、持ち主に深い癒しをもたらすといわれている天然石です。

ベリルは、心を浄化して澄んだ気持ちをもたらすことで、不安や心配事を取り除いてストレスを和らげるといわれるパワーストーン。必要のないことまで心配してしまう人、マイナス思考をなんとかしたいという人におすすめです。

心を癒すヒーリング力があり、持ち主に大きな安心感をもたらすと知られるパワーストーンなので、日々、ストレスを抱えている人やつらい過去を克服したい人のお手伝いもしてくれるでしょう。 必要のない不安や心配事を遠ざけ、心を鎮めることで、本当にやるべきことは何か、気づかせてくれるといわれています。

また、包容力のある優しいエネルギーで持ち主の心を癒し、自分や周囲の人を大切にできるようになり、自然と素直な自分を出せるようになると考えられています。コミュニケーションや素直な感情表現をもたらすことで、円満な人間関係へと導いてくれるでしょう。

ベリルの特徴

ベリルは、緑柱石をあらわすグループの総称。 アクアマリンもエメラルドも、ベリルの仲間です。 含まれる鉱物によって発色が異なり、それぞれ違った名前を持っています。

中でも鉄分を含んで青くなったものはアクアマリン、クロムの作用によって緑色になったものはエメラルド、マンガンを含んでピンク色になったものはモルガナイト、黄緑色はヘリオドール、黄色はイエローベリル、褐色の黄色はゴールデンベリル、透明はゴシェナイトと呼ばれています。

ベリルという鉱物名よりも、色ごとにつけられた名前の方が一般的に知られている名称です。

ベリルの仲間には、交差した光の筋が石の表面に現れるスター効果や、猫の目のような一条の光が現れるキャッツアイ効果などを見せるものもあります。また、トラピッチェという歯車のような模様を持つ、珍しい石もあります。

ベリルの魅力は、なんといっても多彩な色の種類と柔らかなパステルカラー。4976堂で取り扱いしているベリルは、アクアマリンとモルガナイトの割合が多く、エメラルド、グリーンベリルやヘリオドールが少し入り混ざっているような感じのものです。

ベリルのうち、透明度の高いものはロイヤルクラスとして希少価値がとても高く、宝石としても扱われます。古代クレオパトラの時代にも、装飾品として愛用されていたことが伝えられており、人気の高い天然石の一つです。

中でも、アメリカのユタ州とその周辺でしか産出されないといわれる「レッドベリル」は、多色あるベリルの中で最も希少であり、高値がつきやすい鉱物です。レッドベリルの発色はモルガナイトと同じマンガンだと考えられてきました。

レッドベリルは希少性、価格とどちらもエメラルドよりも上とされ、かなりのレアストーンとしてもコレクターから高い支持を得ています。

ベリルの硬度は7.5~8とアクセサリーとして身に付けるのに必要な硬さはありますが、内部のクラックが原因で欠けたり、割れてしまうことがあります。急激な温度変化や強い衝撃を与えないように注意してください。

クオリティ

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ベリルの魅力は、アクアマリン、モルガナイト、エメラルドなど複数のパワーストーンが織りなすパステルカラーの優しい色味。

4976堂がベリルの仕入れの際にこだわっているのは、この色のバリエーションがきれいに出ていることと、他の鉱物が混ざっていないこと。 粒サイズによって若干色味に違いはありますが、表面にツヤがあり、できるだけパステルグリーン、ミルキーブルーなど色彩がきれいに出ている粒ぞろいのベリルを厳選して仕入れています。

ベリルの浄化方法

ベリルは強い太陽光に当て続けると退色するおそれがありますので、日光浴による浄化はお避けください。

塩・塩水 流水 セージ 水晶 太陽光
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